MaFのVirt A Mate用有償コンテンツ第二弾「More Bigger!」リリースしました。当記事ではコンテンツ内容を詳しく解説いたします。
目次
コンテンツ内容
今回の作品は、Twitterでご好評頂いているMaFが造形した肉盛りモーフと、体型の変化と物理特性を同期させるプラグインのセットです。
このコンテンツを利用すれば、物理特性の調整などで煩わしい思いをせずに、シームレスな体型変化を楽しむことができます。
肉盛りモーフ
肉盛りモーフは、過去に配布したBase Body Setの上に重ねがけすることで機能する増量用のモーフです。別のモーフあるいは素のG2Fに適用しても割りかし機能しますが、Base Body Setを前提に作られているので完全な汎用性はありません。
More Bigger! の造形コンセプトは、「3DCGが可能にするムチムチなエロボディ」です。
現実世界の人間の遺伝子ではありえないような、男の射精を促すためだけの形質を持っています。例えば、首から上や手足には肉が一切つかず、女性としてのセックスアピールを強調する場所が大きくなります。
形質としてファンタジーであっても、人間工学に矛盾しない絶妙な体躯を目指しています。VaMの優れた物理演算も相まって、ファンタジーでありながら生々しさも感じられるはずです。
VaMの人体モデルでの駆動(リグ)や物理での形状変化の特性に合わせた造形になっており、VaMの中で動かしたときになるべく破綻しないように調整しています。(もちろん限界があります)
Glamour Body
Glamour Bodyは、Sexy Bodyに更に性的な魅力を付与した肉盛りモーフです。
おっぱいのサイズは100cm超えのKカップ(日本寸法)で、形は半球型と円錐型の中間ぐらいです。VaMのおっぱいの垂れ方的にはこういう形が360度いい感じに垂れてくれます。また、標準としてきれいな形のほうが、乳モーフで好みの形に調整するときにいじりやすいという理由もあります。
おっぱいの中心の部分は、天然爆乳特有の段差ができるように、VaMのスムージングを逆算して特殊なモデリングをしています。全ての爆乳が必ずこういう形状であるわけではありませんが、並の巨乳では発生しない特性なので非常にありがたみが感じられます。普通に乳モーフを増量させて爆乳にしてもこういう細かいとこまでは表現できません。かなりこだわったポイントです。
腹に部分的な贅肉がつき、下半身全体のボリュームが増します。
ウェヌスのえくぼ(お尻上部のくぼみ)や脊柱起立筋などが強調されています。全体的に肉肉しい体型でありながら、つくべき場所には筋肉がついており、メリハリのある身体になっています。
お尻は106cmで、かなりデカイです。
Dosukebe Body
Dosukebe Bodyは、女性ホルモンが過剰分泌した結果、セックスアピールに関する部位が極端に肥大化した究極の淫乱ボディです。海外の方向けに説明すると、Dosukebeとは「異常なまでの性への執着」を意味します。(個人的な解釈)
おっぱいも、腹も、お尻も、Glamour Bodyよりはるかに強調されます。VRで見るとそのデカさに圧倒されるでしょう。
VaMの仕様を前提に、リアルな駆動やテクスチャのディテールを保てる最大限大きくしています。VaMは標準のG2Fの体型をもとにスキニング(ポーズによる関節の変形など)が行われているので、体の肉付きがよくなるほど(Dosukebe Bodyが1.0に近づくほど)、自然な形で取れるポーズの範囲は狭くなっていきます。特に股関節や腹部はどうしても無理なポーズがあるので、予めご了承ください。
VaMでは皮下脂肪などはSoft Physicsが働かないので、これ以上おおきくすると脂肪が硬すぎることへの違和感がかなり大きくなるでしょう。
プラグイン
Glamour BodyとDosukebe Bodyという2つの名前がありますが、選べるのはその2つの体型だけではありません。モーフをどれだけ適用するかは無段階で調整でき、あなた好みの体型を選ぶことができます。
その調整をより手軽にするのが、以下の2つのプラグインです。
シームレスな体型変更プラグイン「MoreBigger.cs」
Base BodyからSexy Body, Glamour Body, Dosukebe Bodyまでを一つのスライダーで無段階調整可能にするシンプルなプラグインです。
使い方
Person Atomに読み込んで使用します。MoreBigger.csを使うときは必然的にBody Physics Synchronizer.csも併用することになるので、「MoreBigger&Synchronizer.cslist」を読み込むと2つ同時に読み込めます。
予めBase Body (MaF)というモーフを1.0にしておいてください。
Intensityスライダーを調節することで、お好みの肉付きに調整できます。
物理設定を自動調整し体型に同期させるプラグイン「Body Physics Synchronizer.cs」
「もうちょっとおっぱいおっきくしたい」と思っておっぱい増量モーフを使った経験はありますか?ありますよね?
そして、おっぱいを大きくしたり小さくしたりするたび、おっぱいの垂れ方や揺れ方が大きさに見合わなくなり、物理設定の時間がはじまって落とし所がわからなくなった経験はありませんか? ありますよね?
「Body Physics Synchronizer」は、おっぱいやお尻の大きさを検出し、大きさに応じて物理の設定を自動的に計算するプラグインです。
MaFのTwitterの動画やおっぱい物理学の記事をみて、「プリセットくれ」というご要望が非常に多く届きます。しかしおっぱい物理は状況や体型によって細かく変わってくるので、一つのプリセットだけ配布しても使用範囲が限定的で、応用するのにも手間がかかります。
どうにか実現させようとした結果、自動調整可能なプラグインとして提供することにしました。つまり、自動調整でありながらだいたい普段MaFが動画などで使用している調整バランスを再現してくれます。
垂れ具合の調整
サイズが小さいほど垂れず、大きいほど垂れるようになります。直立状態だけでなく、倒立状態でもほどよく垂れます。
揺れ具合の調整
サイズが小さいほど揺れなくなり、大きいほど派手に揺れるようになります。揺れの派手さは一つのスライダーだけで調節できます。
動画はわかりやすくすために揺れを派手にしてます。
おっぱいの挙動をリアルに
かつておっぱい物理学の記事でも書いたように、VaMの物理と現実のおっぱいはまだまだ乖離があります。現実では素早くブルンと落下し、ピタッと止まるのに対し、VaMではそれらの両立が難しいです。
このプラグインでは、それらの両立を可能にさせます。詳しいことはここでは割愛しますが、これにより、高いSpringとDamperを維持しつつ、360度おっぱいを垂れさせ、落下速度を上げることができます。上の動画のアニメーションでは物理的なパラメータは操作しておらず、おっぱいの落下は自然落下です。
使い方
プラグインの適用
Person Atomに読み込んで使用します。男性に読み込んだ場合はSoft Physicsの調節機能は無効になります。
Breast PhysicsはF Breast PresetタブでLoad Defaultボタンで初期化しておくこと前提としています。
お尻も同様にF Glute PresetタブのLoad Defaultで初期化しておくことを前提としています。ただし、Springの推奨値は100.0で、Up/Down Angle Targetの推奨値は0です。
Glute PhysicsはBreastPhysicsと仕様が異なる部分があります。GluteのSpringは垂れ具合などはかわらず、主に揺らすなどの力が加わったときの変形度合いに関係します。Springでの揺れ方は不自然なので100.0で固定し、Soft Physicsの方でのみ揺れさせるようにしています。
物理の同期
「Adjust Physics」のボタンを押すことで、現在の体型を取得し、一定の基準により物理の設定を調整します。また、「Auto Adjust ~」にチェックを入れることで、リアルタイムで調整するようになります。
リアルタイムでの調整は負荷が増しますので、ボディメイキング中のみチェックを入れればよいです。
このチェックを外しても、F Breast Physics1のUp/Down Angle Targetは自動調整されます。
Breast Mass Multiplier
VaMのおっぱいの重さは現実世界よりも軽く、上限は2kgです。プラグインで2kg以上に設定することはできますが、プリセット保存は機能しませんし、おもすぎてポージングに支障をきたしたり、持ち上げにくくなります。
初期値では、Dosukebe Bodyのサイズ感のときに2.0近くまで重くなるようなバランスにしていますが、もっと軽くしたかったり、小さいサイズの時点で重くしたい場合に調整してください。
垂れ具合に影響します(特に横方向)。
Breast Up/Down Offset
おっぱいの上下の向きを調整します。F Breast Physics1のUp/Down Angle Targetが自動調整により個別調整不可能になりますので、こちらで調整します。この値を調整するとリアルさは失われますが、特定のポージングで必要になる場合があると思います。
Breast/Gulte Jiggliness Multiplier
おっぱいとお尻の揺れの激しさを調整します。値を大きくするほど、重いものが波打つような大きな揺れになります。Breast Mass Multiplierの値によっても揺れ方が変わるので、お好みでバランスを取ってみてください。
また後述しますが、Physics Rateの値によっても揺れ方がかわるので、60HZ以外に設定している方は調整する必要があります。
その他仕様
このプラグインは「More Bigger! 」に同梱されていますが、体の形状からおっぱいの大きさなどを参照するので、別モーフでメイキングしたどんな体型にでも使えます。ただし、「Base Body Set」および「More Bigger!」での各体型に最適化されていますので、全ての体型に完全に適用できるものではないと思われます。特に、モーフの段階で(物理の働いていない段階で)すでにおっぱいが垂れているような造形の場合は、さらに胸が垂れてしまいうまく機能しないでしょう。
おっぱいはある程度以上大きくなると、垂れずに逆に持ち上がるようになります。これはVaMの仕様です。Dosukebe Bodyがちょうど限界くらいの大きさとなります。
Skinを変更した場合など、機能しなくなった場合はリロードする必要があります。
このプラグインについて
「Body Physics Synchronizer」には乳揺れ・垂れプラグインとしてまだまだ追加したい機能があり、完成が遠いのでBETA版としてリリースします。完成した場合、機能で複数のプラグインにわけるなど、別の形でリリースする場合があります。あらかじご了承ください。
フィードバックがありましたらこちらの記事へコメントください。
ダウンロードと適用方法
ダウンロード前の諸注意
このコンテンツにはキャラクターの顔のモーフや、テクスチャのデータは含みません。体型モーフ、プラグインとそれに関わる諸データが本コンテンツの内容となります。
当コンテンツには、以前配信済みの基幹ボディモーフ「Base Body Set」が必要になります。まだ導入していない方は以下の記事から入手してください。
ダウンロード

本コンテンツは有償です。BOOTHでの500円またはGumroadでの$5でご購入いただけます。BOOTHは日本人のユーザー向けで、Gumroadは世界中のユーザー及びPaypalを使いたい人向けです。
ダウンロードした.rarの中身(AddonPackages等)を、VaMのルートフォルダ(VaM.exeがあるフォルダ)に解凍します。
解凍場所が正しければVaMで利用できるようなります。
対応バージョンは1.20.0.10以上になります。
シーンデータ
本コンテンツには、2つのシーンデータが同梱されています。
「MoreBigger.json」は、今回の動画撮影に使用した白背景を配置したシーンです。Base Bodyのモーフが適用済みで、おっぱいとお尻の物理設定がBody Physics Synchronizer用の前提値(前項参照)に調整済みで、MoreBigger.csとBodyPhysicsSynchronizer.csがいずれも読み込み済みのお試しシーンとなっています。
Person AtomのPluginsタブからプラグインを操作してお試しください。
「MoreBigger with Hana.json」は、Hanaを入手済みの方に向けたシーンです。上記シーンの人物がHanaに入れ替わっています。
MaFの環境を再現するための設定
VaMの設定にはSceneのデータに組み込めないユーザー設定があり、その部分がMaFの環境と異なると、意図しない違いが生まれます。
Smooth Passegeは1に
当サイト別記事でもしばしば書いてますが、Smooth Passegeの値によってMorphの補正量がかわります。
MaFが提供するすべてのコンテンツは「Smooth Passes:1」にすることを前提として制作しています。
Physics Rateは60HZを前提にしています
Physics Rateによって、Soft Physicsの値が同じでも、物理演算の結果が変わります。MaFは60HZを前提に設定していますが、もし90HZや120HZにしている場合は揺れが全体的に激しくなるはずなので、Breast/Gulte Jiggliness Multiplierのスライダーを調整してください。
その他連絡事項
利用規約
MaFの有償コンテンツは改変の有無問わず二次配布を禁止します。例えばモーフを0.5適用するなどブレンドしたものをオリジナルとすることも禁止です。
コンテンツを使って画像・映像作品を作ったり公開したりする場合は、データ本体を含まないため問題ありません。
本コンテンツを利用することによって被った損害を作者は一切保障しません。
価格や配信方法の変更
すでに予定があるわけではありませんが、活動の最大効率化を目指し価格は予告なく増減する場合があります。また、時間の経過により無償化されたり、他のコンテンツに同梱されたり、購読コンテンツ(Patreonなどでの配布)へ移行する可能性があります。
あらかじめご了承の上、ご支援いただければと思います。
アップデート情報

肘関節(内側)、膝関節(内側)、股関節、恥丘に変更が加わっています。関節のトポロジー(頂点の位置)の調整を重ねた結果、より自然に関節駆動するようになり、ポージングがしやすくなりました。立体感はほぼ同じなので直立時のシルエットは変わりません。画像はDosukebe Bodyのものですが、Glamour Bodyの方も股関節が調整されています。
恥丘に関してはより多くのポーズでなめらかになるように調整した結果、ぷっくり感がなくなりました。「Dosukebe Body Gens Fix (MaF)」という新しいMorphで調整しているので、プックリさせたい場合は-1にすることで以前のバージョンのような形になります。
Body Physics Synchronizerの、Adjust Glute Physicsのチェックボックスの真偽が反映されない問題を修正しました。(Breastの方のチェックボックスをお尻にも適用してしまっていました)
アップデート方法

アップデートは無料です。再購入する必要はありません。BOOTHかGumroadの入手先にアップロードしてあるので、お手数ですが再ダウンロード・インストールしてください。導入方法は以前と変わりません。
以前のバージョンのものは無効化するか削除してよいです。セーブデータそのものに問題がないかぎり、以前のバージョンで作ったポーズやシーンが使えなくなるといったことはほぼほぼないと思われます。
まとめ
モーフ関連は仕上げ段階からが本番で、VRでも耐えられる作り込みを360度完璧に仕上げるのは大変ですが、どうにか完成できました。気分転換に動画作品などをツイッターに上げていて、反響に感謝しながら制作を進めています。
まだまだやりたことがたくさんあるので、コツコツ進めていこうとおもいます。体型モーフでも、今回のような重心が下にある感じの体型でなく、上半身横幅広めのリアル志向のナイスバディも作りたいです。
それでは、他では味わえないこだわりのドスケベ造形をお楽しみください。
