VaM Japanが新しくなりました

日頃VaM Japanをご愛顧いただき誠にありがとうございます。管理人のMaFです。

今回はVaM Japanのリニューアルについて書かせていただきます。

新生VaM Japan

新生VaM Japanは便利な用語集・辞書機能を搭載した新しいVaMの日本語解説サイトです。

数ヶ月前より、動画制作の裏で企画・開発と準備を進めておりました。まだまだ完全な形になるには時間がかかりますが、テストも含め公開することにしました。

リニューアル内容は以下になります。

用語集と辞書機能の追加

VaMには専門用語が無数に出てきます。その専門用語もVaMの独自定義のものも多く、英語やUnityの知識があるひとですら混乱するようなものになっています。

これらの無数の用語を、各記事内で登場するたびに毎回解説することは出来ません。旧サイトでは、最低限の意味と、「詳しくはこちらの記事で解説しています」という、よくあるブログスタイルで補填をしていました。ただそれも手間がかかるし、意味が分かる人にとっては邪魔でしかありません。

そして、VaMのような進化を続けるソフトウェアは一度の更新により多くの記事が一気に「嘘」になる危険性を孕んでおり、丁寧に解説すればするほど更新によって陳腐化した際に改修コストが跳ね上がります。

バージョン1.Xがほぼ完成したことで、本体のアップデートの頻度は減りました。しかしPluginは新規追加され、更新が止まることはありません。VaMとPluginは切っても切れない関係ですのであいかわらず情報の鮮度維持は難しいです。

そういう事情もあってVaMの解説は世界を見渡しても滞っています。最近公式Wiki(英語)ができましたが、それまでは英語圏のユーザーですらVaM Japanを翻訳して読むこともありました。そして、日本ユーザーが増えてこれだけ時間がたっても機能している日本語Wikiはありません。

どうにかVaM全体を包括的に解説し、かつ情報の鮮度を維持しやすくするためにいい方法はないかと考えた結果、とりあえず用語集のような機能は必須だと考え、開発に着手しました。

試しに以下の文章で辞書機能を体験していただきましょう。

ダウンロードしたファイルをルートフォルダに配置してください。

ルートフォルダという言葉がリンク化され、マウスを重ねるとツールチップが表示されると思います。

注意
リンク化されていない場合は画面右(PC)の辞書機能を有効にチェックを入れてください。また、translate.google.comなどの特殊な閲覧方法では有効化出来ません。

リンク化された単語をクリックすることで、より詳細な解説を読むことができます。このように、いちいち意味を説明せずとも、読者が必要に応じて単語の意味を参照できます。

アップデートで仕様が変わっても、用語の解説を書き換えれば各記事の書き換えが不要あるいは負担減になるよう設計することで、メンテナンス性が格段にあがります。

また、用語集にはVaMに登場するUI(ボタンやスライダー)が登録されており、それらは分類に応じてアイコンが表示されます。またそのUIがある場所も記載してあります。

例:Auto Expressions

タイトルの下にこのように表示されます。上記の例の場合、Personのcontrolの、Auto Behavioursっていうタブにあるよ、ということを表しています。

それぞれタブやボタンなどのUIのタイプによってアイコンが表示されるので、少し慣れればひと目でその用語がタブなのか、スライダーなのか、ボタンなのかなどを判断することもできます。

本来であれば、

ニヤニヤするのを止めたい場合は、Personのcontrolを開き、Auto BehavioursタブでAuto Expressionsというチェックボックスのチェックを外します。

と書くところを、

ニヤニヤするのを止めたい場合は、Auto ExpressionsをFalseにします。

と書くだけで十分になり、表記ゆれやスペルミスを犯すリスクも、執筆の手間も大幅に減り、記事も完結にまとまります。

「こんな機能あったらいいな」という机上の空論をもとに構築された段階で、用語も登録や画像の挿入、解説が行き届いてはいないので不十分だったり難解だったりすると思います。しかし、それでもかなり役立つと思います。自分がVaMを始める前にほしかった。これからも改善を続けます。

用語集と辞書機能の詳細は以下のページを御覧ください。

用語集・辞書機能の使い方

動画解説(予定)

先日よりスタートさせたマンツーマンレッスンと通して、「どう説明したら全くの初心者でも理解できるか」、「どういう順序だとわかりやすいか」の知見を得ました。これらに重点を置いたチュートリアル動画を制作しています。(完成時期未定)

過去の記事

リニューアルに伴い過去の記事は辞書機能を機能させるため刷新してあり、一部の記事は削除されました。

リニューアル前より記事数は少ないですが用語集の追加により、全体のボリュームはリニューアル前の倍以上あります。

最後に

現在は動画制作を主軸に活動しておりますが、おまたせしているVaMコンテンツの開発も再開していきます。

それでは新生VaM Japanをよろしくお願いいたします。

5 COMMENTS

ひら

私は見る側ですが、応援しています!
よいクリエイターが増えますように。

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woodroman モクオ

そういうことだったんですね。 この前はお世話になりました。
てっきりVAMユーザーのためのスキルアップ講座がこれから出来るのかと勘違いしてました。 誰でもわかりやすいサイトを作るために、初心者の情報を収集されてたんですね。納得です。 あと、ここで要望というか質問するのも何ですが、person などの一部の文字はアップデートしても同じだと思うんですが、言語を日本語に変換するのは容量的に難しいゲームなんですかね?
あと、VAM初心者として応援してます。

返信する
maf

モクオさんいつもありがとうございます。

そのためだけではまったくなくて、必要としてる人がいるなら時間を取れる範囲で教えたいというのがほとんどの理由です。

Modを作れば日本語化はできます。英語がわからないことに対する不快感は軽減されるし、参入障壁がぐっと下がるのは間違いないです。ただVaM内にほとんど英文はでてこず、各機能がVaM内で解説されているわけではないので、用語のほとんどがカタカナになるだけであまり根本的な解決にはならないんじゃないかとは思っています。

なんなら、解説に含まれる日本語とVaMの用語としての日本語(Personなら人という言葉)がごちゃごちゃになる方がややこしいのでは、とすら思います。(e.g. 「人」とはVaMで人を扱うアトムのこと)

Personを「パーソン」とするならいいんですが、それだと結局カタカナになるだけ。英語圏では頭文字をあえて大文字にすることで簡単に区別できますが、日本の場合は「」とか使わないといけません。

Hubにアップロードされてるリソースの使い方は必ず英語で解説されていますし、結局英語のVaM専門用語に親しんでおかないとVaMの拡張性を享受するタイミングで「英語だから無理」が発生してしまうっていう問題も大きいです。

VaM2.Xではローカライズ機能がサポートされるので、そのときにまた考えようかなとおもっています。

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