Packageを作成する機能を持つスクリーン。
Packageの作成方法
クリエイター名の記入
Packageを作成する前に、自分のクリエイター名を決定しておく必要がある。
User PreferencesのMiscタブ、Your Creator Nameにクリエイター名を記入する。初期値はAnonymous。
Package名の記入
まずはじめにPackageの名前を決めて、パネル上部の入力欄に入力する必要がある。これをしないと、後述のPrep Packageボタンが機能しないので注意。
ファイルの追加
Add Directory...でフォルダごと、Add File...で個別のファイルを追加する。
追加されてファイルはトグルとしてContents欄に一覧されていくが、これはRemove Selectedの対象にするかどうかのトグルであり、梱包するためにはTrueである必要はない。
なお、現在のSceneをPackageに含めたい場合は、Save Scene and Add to New PackageでScene保存した後、SceneがContents欄に追加された状態でAdd-On Package Builderが開く。
ファイルの除去
Remove SelectedでContents欄で選択した(トグルがTrueの)ファイルを除去する。またRemove Allで全て除去できる。
依存Packageや必要なファイルの検出
Contents欄にセーブデータが含まれている場合にはPrep Packageで、セーブデータを解析し、関連するデータを検出することが出来る。
無関係なファイルの除去
完全に不必要なデータを依存リストに追加してごちゃごちゃしてしまっているPackageは多い。例えば普段つかっているScene構築用の便利PluginをなにかのAtomに入れたままSceneにセーブしてしまうことで、それが依存リストに追加されてしまうことがある。
検出されたデータはReferencesに並ぶが、その中に必要でないデータが含まれていた場合は、Scene等から不要なものを取り除いて再度セーブからやり直すのがよい。
警告文
検出したデータには赤字で警告文が出る場合がある。
FIXABLE
解析したセーブデータの中が、Contents欄に追加されていないローカルファイル(自前で作ったTextureやMorphなど)を呼び出している場合はFIXABLEという警告文が表示される。
Fix reference issues that are fixable (adds more local file to content)を繰り返し(?)押すことでContents欄に自動追加することができる。
BROKEN
何らかの形で関連するローカルファイルを読み込めない場合はBROKENというエラーがでる。主に、解析したセーブファイルでは呼び出されているが、実際にはそのファイルが存在しないときに発生する。
VaMにはパスを自動補完してファイルにアクセスする仕様がある。セーブデータにローカルパスが記述されている場合、そのファイルがローカルには存在しなくとも、Packageの中に同じパスを持つデータが存在すればそれを読み込む。
このような補完機能によってBROKENが発生することあるので、今一度BROKENのファイルに関係するものを再適用して、Save Scene and Add to New Packageからやり直せばBROKENが外れる場合がある。
MorphをMorphsタブで表示するかどうかを決める
PackageにMorphを含める場合は、「Morph Pack~」というトグルをTrueにすると、そのMorphがMale Morphs/Female Morphsに表示される様になる。Falseの場合は表示されなくなるので、そのMorphはPluginなどから操作する以外に変更することができなくなる。
単体では絶対に使わないというMorph以外は、基本的にチェックをいれていい。
Packageの詳細データを記入する
Description, Credits, Instructionsなどに文章を記入する。他のクリエイターの書き方を参考にするとよい。
ライセンスを決める
ライセンスを参照。
Packageの中身を確認する
Open Prepped Folder In Windows Explorerで圧縮前のPackageを確認できる。ファイルが意図したとおり配置されているか確認しよう。
他のPackageに正しく依存している場合、それらのデータは含まれない。含まれてしまっている場合はライセンス違反である可能性が高いので注意が必要である。
Packageをファイナライズする
Finalize PackageでPackageが圧縮され、varファイルが「ルートフォルダ\AddonPackages」に生成される。