VaM1.20.77.2アップデート。サイバーパンクと見せかけて色々機能追加・改善されてます。

最新のバージョンは1.20.77.3です。

VaM1.20.77.2が公開されました。MeshedVRがCyberpunk 2077がハマったのかあるいは落胆したのか、サイバーパンクをテーマにしたアップデートとなっています。本来は1.21ナンバリングに相当するアップデートですが、「2077」にするためにあえて1.20.77.2にしたようです。

サイバーパンクと関係ない機能とかも結構いい感じなので、内容を把握しておきましょう。

VaM1.20.77.2の更新内容

原文を参考に更新内容をまとめました。原文では追加・変更点が羅列してありますができる限りまとめて表記したり閲覧しやすい順番変更したり加筆しているため、原文とは内容が異なります。また、解釈が誤っている場合がありますので予めご了承ください。

原文:

https://www.patreon.com/posts/that-cyberpunk-1-46709779

追加機能

Atom

Person
Animator機能

今までのプリインストールアニメーション(Animatorチェックボックスをオンにすると再生されるやつ)はゆらゆらする謎のアニメーションしか使えていませんでしたが、192個のアニメーション(うちいくつかはポーズのみ)が追加され、それをつなげて(クロスフェード)連続アニメーションを作成したり、保存したりすることができるようになりました。

今回のバージョンから「Animator」という文字列は本体内から消えたのですが、この新機能のことをMeshedVRはAnimator と呼ぶことで、Scene Animation と区別してるっぽい節があるので、当サイトでもAnimator と呼ぶことにします。

その他
  • AllJointsControlというReceiverを追加し、トリガーを使ってすべてのcontrolの状態(Position State, Rotate StateやSpringの値など)を同時に変更できるようになりました。
  • VARパッケージの服装や髪型がHub上にあり、それが有効になっている場合、Open On Hubボタンが表示されるようになりました。
WindowCamera

いままではWindowCameraのモニターとカメラ本体が一体化していましたが、モニターだけ別のAtomとして独立させました。デフォルトではモニターがカメラ本体に親子付けされているので、これまでのバージョンと同じように動作します。

物理演算

デフォルトではOffに設定されている「Physics High Quality」を追加しました。パフォーマンスを犠牲にしながらも、極端な条件での物理性能を向上させるために使用することができます。

Material

メッシュの一部を隠すことができるように、マテリアルを隠すオプション(Shaderタブにあります)を追加しました。

ユーザビリティ向上

Main UI

  • クイック終了ボタンを無効にできるようにユーザー設定を追加しました。(手が滑ってすべての作業が無に帰したことが一度だけありました。個人的には絶対使わないボタン)
  • Scene Animationのタイムラインを制御する「再生/一時停止」と「最初に戻す」ボタンを追加しました。
その他

デスクトップ時に、Toggle Mouse Look(Tabキーで有効化)でカメラを操作をした際、画面の中心がマウスの位置として認識されるようになりました。

要するに、カメラでみたものをインタラクトすることができるようになり、ゲーム性のあるシーンを作りやすくなりました。

Packageシステム

パッケージ内にSceneがある場合にSceneを開くボタンを追加しました。Hub Browserの同じボタンと同様に、パッケージ内の最初のSceneを開きます。

プラグイン

  • セキュリティを改善し、プラグイン固有のデータ領域外のファイルを上書きするための新しいユーザー確認システムを追加しました。
  • SuperController(プラグインの開発に使うクラス)にコールバック関数「onBeforeSceneSaveHandlers」 と 「onSceneSavedHandlers」 を追加しました。
  • プラグイン作成者の要望に応じて、PresetManager(クラス)にLoadPresetFromJSON関数を追加しました。

SubScene

外部Atomを参照するトリガーがまだ保存されるように機能を追加しました。この場合、警告はまだ発行されますが、トリガーは保存されます。復元時には、互換性のあるSceneにロードされた場合にのみトリガーが動作します。

新しいLoadSubSceneWithPathトリガーアクションを追加し、ロードするパスを選択できるようにしました。

トリガー

インタラクションモードを制御できるいくつかの新しいトリガーアクションを追加しました。(CoreControlのInteractionControlというReceiver)

ファイルブラウザ

  • Hub上にあるパッケージのディレクトリを参照している場合にアクティブになる「Open On Hub(Hubで開く)」ボタンを追加しました。
  • ディレクトリを非表示にする機能を追加しました。(ディレクトリ右下の歯車マークで開くメニューにHideというボタンがあります)

Hub

「Scan Hub For Packages With Updates」ボタンを追加し、アップデートされたパッケージを一覧表示するようになりました。

追加コンテンツ

  • Atom – サイバーパンクアパートと家具などの小物
  • 音声 – サイバーパンクをテーマにした新曲
  • Skybox – サイバーパンク関連11種
  • 服 – サイバーパンク関連6種
  • アニメーション – ビルトインアニメーター数十種

調整

Atom

Person
  • Animation タブ(Animator) のパラメータと、Debug Joint オプションは、適切に保存およびリセットできるパラメータになりました。
  • Control とPhysics 2 タブのAll joints control で、乳首やペニスのState は通常オフでAnimator ではコントロールされないため、コントロールされなくなりました。
  • Animator機能は、移動する人物をつかむと正しくフリーズするようになりました。
ImagePanel

URLをnullに設定するためのClearボタンが追加され、null画像を正しく設定すると画像がクリアされるようになりました。

WebBrowse/WebPanel

ユーザー設定が無効になっている場合に情報を表示するようになりました。また、Microsoft のパッケージが不足していてブラウザが起動できなかった場合にもメッセージを表示するようにしました。

パネルのブラウザセクションがボタンや他のUI要素と同じように表示され、通常のSceneオブジェクトの後ろに表示できるようになりました。

アニメーション

controlのPosition/Rotation State が「On」状態のときだけ当該controlを動かすようになりました。”Link”、”Hold”、”Lock “の状態でも、アニメーションがcontrolを動かさないようにすることができ、別途アニメーションを加えることもできるようになりました。

AnimetionPatternやBuiltinのアニメーションでコントロールされたcontrolを一時的につかむことができるようになりました。

ファイルブラウザ

  • 上書き保存でファイルブラウザが更新されないため、ページやスクロール位置を記憶できるようになりました。
  • UI がオフになっていてもオンになっていても、Hub が開いていても閉じていても、ファイルブラウザは適切に開かれたままなので、前後に素早く切り替えられるようになりました。

Hub

見つからない依存関係パネルは、見つからない依存関係がなくても開くようになったので、動作していることがわかるようになりました。

Scene/SubScene Animation

Reset Playback(はじめに戻る)がよりスムーズにリセットを行うようになりました。

Packageシステム

Package Builder
  • ファイナライズ中に参照レポートの問題があった場合、パッケージはメタファイルでタグ付けされるようになりました。問題がある可能性のあるパッケージを Hub で参照できるようになりました。
  • Finalize を押したときに参照の問題があったパッケージは、参照のキャンセルと修正を推奨する詳細な情報を含む追加の確認画面を開くようになりました。これは、コンテンツが不足していて意図した通りに動作しないパッケージを作成しているユーザーを支援するためです。
Package Manager
  • ビルド時にパッケージにリファレンスの問題があるかどうかを示す新しいインジケータが追加されました (1.20.1.6 以降でビルドされたパッケージでのみ動作します)。これは、コンテンツが意図した通りに動作しない可能性が高いことを示しています。
  • 不足しているが、別のバージョンのパッケージを持っている依存関係を赤から黄色で表示するようになりました。
  • Hubで検索ボタンが「Open On Hub」に変更され、パッケージがHubにある場合にのみ表示されるようになりました。
  • 見つからないパッケージのScan Hubが無効になっている場合にエラーが表示されるようになりました。

パフォーマンス関連

Realtimeリフレクションプローブを持つCustom Unity Asset用の、Realtimeリフレクションプローブを有効/無効にするためのユーザー設定を追加しました。前回のリリースでは、Realtimeリフレクションプローブをデフォルトで有効にしていましたが、これは、既存のCustom Unity AssetにRealtimeリフレクションプローブがあり、以前は無効にされていたため、パフォーマンスの問題が発生する可能性がありました。

Performance Monitor

レンダリング時間は、すべてのカメラのすべてのレンダリングの合計を表示するようになりました(VR + モニタモードを使用している場合)。

WindowCameraのみがアクティブな場合、レンダリング時間が正しく「0」として表示されるようになりました。

ユーザリティ向上

  • Select 内のリストで同じcontrol を再選択した場合にも、きちんと動作するようになりました。
  • 一部のcontrol にリセット機能とボタンを追加し、Positon とcontrolパラメータをリセットできるようにしました。

VR (Oculus)

-コントローラが接続されていない場合、ポインタ/手が表示されなくなりました。

バグ修正

無料版コンテンツ

1.19シリーズでは全くなにもできない状態だったのが、Built-inシーンを読み込めるようになりました。また、Custum HairやCustom Clothを含まないプリセットデータなども読み込むことができます。

Atom

Person

メガネのタイプタグのタイプミスを修正

Image Panel
  • フレーム遅延を指定しない GIF は、アプリケーションの可変フレームレートでレンダリングするのを防ぐため、デフォルトで 24fps に設定されるようになりました。
  • 大文字の拡張子を持つアドオンパッケージのイメージファイルが正しく読み込まれるようになりました。
    Web Browser/Web Panel

    ブラウザサイズをリサイズすると、常に下のブラウザのサイズが変更されない問題を修正しました。

    一部のAtomについて、他のオブジェクトを介してカーソルを固定してレンダリングします。

    Window Camera

    Atomがスケールされている場合、HUD表示オプションが正しく表示されるようになりました。

オーディオ

パッケージからのオーディオファイルの読み取りに失敗すると、今後のすべてのパッケージオーディオ読み取りがエラーとして報告されない問題を修正しました。

ベンチマーク

  • 一部のベンチマークがユーザー設定ファイルを上書きしていた問題を修正しました。
  • Hair Simのベンチマークがアセットを正しくロードしていない問題を修正しました。

別のタブに切り替えて服をオフにしてからオンに戻すと、simの物理UIが動作しなくなる問題を修正しました。

control

Complyが正しくAtomのスケールを考慮するようになりました。

CustomUnityAsset

リフレクションプローブの動作を妨げていた問題を修正しました。

Hair Sim

カールと最大スプレッドにスケールが正しく適用されていない2つの問題を修正した。

Hub

  • Hubの情報の取得は、Hubが無効化されている場合に2回呼び出されることはなくなりました。
  • リソースの詳細がスタックして表示されるUIの問題を修正しました。
  • 依存関係の一つが更新プログラムとしてリストアップされていて、リソースが古いバージョンまたは最新のものを呼び出すと、すべてのダウンロードキューが壊れてしまう問題を修正しました。

モニター

グロウエフェクトが UI 上にレンダリングされなくなりました。

 Animationトリガー

開始へ戻るアクションが適切にトリガーを実行するようになりました。

PackageManager

meta.json ファイルが破損している VAR パッケージは、パッケージのインポートを停止しないようになりました。

プラグイン

onAtomUIDsChangedHandlers がAtom の完全なリストを送信しない問題を修正しました

Preset

Personを除くすべてのAtomでプラグインパラメータが保存されない問題を修正しました。

ユーザビリティ向上

  • トップメニューを開くと、Hub Browser パネルが開いている場合に正しく閉じます。
  • Selectリストから「None」を選択するとcontrolリストが正しくクリアされるようになりました。
  • Selectリストから現在選択されているAtomを選択しても、選択されているcontrolのポップアップが「なし」に設定されず、controlが選択された状態を維持するようになりました。
  • 無効化された機能が原因でエラーが発生した場合に、ユーザー設定のセキュリティタブが正しく開くようになりました。

アップデート方法

いつもどおりVaM_Updater.exeからアップデート可能です。今回のアップデートは1.20ナンバリングなので、新しいアンロックキーも不要です。

まとめと所感

VaM2.Xまでもう殆ど更新無いと思っていたので気づくのが遅れました。

まず、Animator機能は良いですね。

いままではHubなどでアニメーションのあるシーンを拾ってきたり、自作しないと全くアニメーションさせられなかったので、Animatorで色々モーションが組み込まれたのは大きな一歩だと思います。いまはまだBuilt-inのアニメーションしかありませんが、これがユーザー側で追加できたらかなり扱いやすくなります。クロスフェードもいい感じ。

「Physics High Quality」がどのように機能するかまだ試せていませんが、破綻とかが少なくなるなら嬉しいですね。

細かい調整も相変わらず気が利いてていいです。Main UIのExitボタン消せるのはほっとします。

そして無料バージョンでもシーンが読み込めるようになったので、新規参入者にとってはかなりVaMの魅力が伝わりやすくなったと思います。個人的に1.16の頃の体験版はかなり微妙な印象を受けましたので、それがなくなるだけでもイメージアップ。

今回のアップデートに合わせて体験版の記事を刷新しようと思います。それではまた!